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「社長についていけなくなった」

2024年05月27日

転職や就職の不安や疑問をBenefitsのキャリアカウンセラー「宮崎 聖」が回答!働く事にまつわる悩みを抱えている方は、具体的なアドバイスを参考にしてみては。
転職を検討
「社長についていけなくなった」というのは退職理由にならないか
現在、旅行会社で働いています。
社員数はわずか7名(社長も含む)で、営業、ツアー手配、添乗業務など、旅行業界の専門家からうらやましいと思われる多岐にわたる業務を一手に担当しています。
社員数が少ないため、日常的に残業が発生し、終電に乗らない日は年間で3ヶ月あるかどうかです。
確かに、体力的にも精神的にも厳しい仕事ではありますが、自分が望む仕事である以上、その苦労はやむを得ません。
これまで4年間、この職場で頑張ってきました。
仕事内容は実際に非常にやりがいがあり、楽しいものでしたが、社長の独断的な経営方針の変更、社員への扱い、そして社内の緊張感の高まりに疲れ果て、そのために退職を申し出ました。
"社長についていけなくなった" という理由だけでは、採用担当者に状況を十分に伝えることが難しく、限られた面接時間でそれに固執するのは、採用されるための面接には効果的ではありません。
応募企業の経営体質にも依存しますが、現在の職場とは異なる環境であれば、経営者のワンマン体制による納得できない方針変更や、過酷な労働条件を退職理由として話すことは適切かもしれません。
これまで常に会社の向上を考えて仕事をしてきたからこそ、会社のためにならないことを無理に受け入れる体制に疑念を感じて退職したという事実を、採用担当者に伝えることが大切です。
退職理由を説明する際に重要なのは、応募企業に転職することで、前職の問題に対処できる理由を示すことです。
採用担当者にとって、前職での不満や問題について聞くことは、それほど関心がない情報かもしれません。
前職の問題は、応募企業とは関連しないものですから、気持ちを切り替えて、応募企業で自分が成功し、貢献し、幸福になりたいという前向きな姿勢を持って面接に臨むことが大切です。
前職で達成できなかったことを達成したい、自分の強みを活かして価値を提供したいという前向きな気持ちをアピールすることが魅力的です。
キャリアカウンセラー 宮崎 聖
SPHAERA株式会社

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