転職や就職の不安や疑問をBenefitsのキャリアカウンセラー「宮崎 聖」が回答!働く事にまつわる悩みを抱えている方は、具体的なアドバイスを参考にしてみては。
内定・入社・退職
東京に本社を置くIT系企業でプログラマーとして勤務中ですが、支社の立ち上げを任されました。
ただ、メンバーが志願しなかったため、私が立候補しました。
しかし、実際に担当してみると、人材募集は順調でも、最終的な採用の決定権などは本社の手に委ねられ、やりがいを感じにくくなっています。
本社の対応の遅さも問題です。約束された3ヶ月後に後任者が来るはずが、4ヶ月が経過しても後任者が決まらず、精神的に苦痛を感じています。
プログラマーの仕事は楽しいのですが、組織の問題が浮き彫りになり、会社への信頼が揺らいでいます。
支社の立ち上げが完了すれば気持ちも変わるかもしれませんが、自己評価が不足している現状で、仕事へのモチベーションも下がっています。
転職を考えていますが、長期出張中の状況で退職手続きをどのように進めるべきでしょうか?
企業ごとに退職手続きの方法は異なりますが、一般的には、上司に退職の意向を伝えて退職願を提出することが多いです。
支社の立ち上げにおいて、現地に上司が不在であっても、上司が支社を訪れることやご自身が本社に出勤することがあるかもしれません。
そのような機会を利用して、退職の意向を伝えることは可能です。
上司に、現在抱えている問題について再度相談してみることを検討してみてはいかがでしょうか。
本社の対応の遅さは組織全体の課題であり、プログラムの仕事にやりがいを感じているのであれば、退職ではなく、退職の選択肢もあるという前提で、率直な会話を試みてみてください。
後任者の人事が進まない状況についても、精神的に苦しんでいることを率直に伝えるべきです。
退職を選ぶ場合でも、支社の立ち上げを途中で中断することは賢明な選択ではありません。
代わりに、退職日を1か月後に設定し、後任者への引継ぎを行う必要があります。
転職先でも同様の問題が発生する可能性があるため、仕事において譲れないポイントと優先順位を再評価して考えてみることが大切です。