転職や就職の不安や疑問をBenefitsのキャリアカウンセラー「宮崎 聖」が回答!働く事にまつわる悩みを抱えている方は、具体的なアドバイスを参考にしてみては。
応募・面接・選考
セクハラが理由で退職した場合、それを退職理由に明記しないほうが良いでしょうか?
会社をリストラされ、現在は就職中です。
履歴書作成と面接についてお尋ねしたいことがあります。
1社目では2年間事務職、2社目では試用期間の3カ月で退社し、3社目では7年間営業職を務めました。
セクハラによる転職経験は、非常に辛いものだと思います。
ただし、履歴書にセクハラを転職理由として明示的に記載することはお勧めしません。
なぜなら、採用担当者は短時間の面接でその状況を適切に理解するのは難しく、また、セクハラに対する受け止め方は担当者によって異なるからです。
さらに、セクハラに対して否定的な考えを持つ採用担当者も存在します。
転職試験を受けるのは、カウンセリングを受けるためではなく、前向きな転職理由を強調するためです。
履歴書は事実に反する情報を提供することはできませんが、退職理由や志望動機は個人の考えや意欲を示す場所です。
あなたは事務職から販売業、そして営業職へとキャリアを積んでいます。
その経験を活かし、前向きなキャリアアップへの意欲を強調することが重要です。
たとえば、事務職では味わえなかった接客や販売に興味を持ち、積極的に人々と関わる仕事に挑戦したいという考え方をアピールできます。
採用担当者は、あなたの退職理由に共感し、前向きなキャリア成長への姿勢を評価するでしょう。
また、試用期間での短期雇用について、入社時の条件と実際の状況が一致しなかったことを説明することが適切です。
それに続いて、7年間もの間忠実に勤務してきた経歴を強調しましょう。
最後に、営業職での退職理由を具体的に語ることで、あなたの経験と将来のキャリアビジョンを結びつけて説明することが良いでしょう。